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スマートフォンと「モノのインターネット」

今回のIoTブログシリーズは、まだその価値が十分に知られないことも多い「IoTデバイス」としてのスマートフォンについて詳しく見ていきます。
最近のスマートフォンには多いもので10個ものセンサーが搭載されており、デバイスの位置確認から照明条件まで様々なことが認識できるようになっています。これらのセンサーすべて合わせると、GPSや加速度データのように構造化されたデータだけでなく、非構造化形式のデータ(画像やビデオ)まで膨大な量のデータが生成されています。Android WearApple Watch のようなウェアラブル端末の登場に伴って、スマートフォンの果たすべき役割が増えてきました。増えてきた新たな役割はボディエリアネットワーク (BAN) の「頭脳」とも言うべきもので、スマートフォンの保存および通信機能が利用されています。近距離無線通信 (NFC) のような技術も登場し、スマートフォンはセンサーとして機能するだけでなく、作動装置として、支払いや、テレビや車などの制御など、スマートフォンでできることがますます増えてきています
ここからは、IoT設定においてスマートフォンがすでに使用されている、あるいは使用可能である分野について、4つのIoTアプリケーション分類別に紹介します。

  1. 個人向けIoTでは、健康増進および健康管理関連の製品が多く発表されています。他には、日々の作業や問題に対処するためのガジェットも多く見られます。たとえば、Tile を利用してスマートフォンから探し物を発見することが出来る他、NFC rings を使用してスマートフォンのロック解除を行うことが可能になります。
  2. グループ向けIoT分野におけるアプリケーションの場合は、さまざまな方面でスマートフォンが活用されています。例えば、コネクティッド・カーについて言えば、システム状況の制御や確認に利用されます。スマートホームについても同じです。スマートホームについては、次回詳しく説明します。
  3. コミュニティ向けIoTにおいても、スマートフォンは重要な役割を担っています。例えばクラウドソーシングのアプリケーションを活用して、スマートシティのような街づくりに貢献することができるのです。スマートシティの詳細については、以前の記事を参照してください。
  4. 産業用IoTアプリケーションに関しては、B2C目的で、個人や状況に合わせてリアルタイムにお勧め情報やクーポンを提供するためにスマートフォンが利用されています。また、小売業界では360度の視野を実現するソリューションが登場しており、その他に、保険業界でもIoTアプリケーションにおいてスマートフォンが活用されるようになっています (例:旅行の行先、日時、目的を考慮に入れる適応型ポリシー)。

IoTアプリケーションの種類について知りたい、あるいは実際の利用を考えているのであれば、以下を参考にするとよいでしょう。

  • iotlistでは、既存および今後登場予定のIoTアプリ一覧が掲載されています。
  • Eclipse Foundation社IoTグループから優れたsandbox環境が提供されています。
  • AllJoynthethingsystemSmartThings など、多数の開発フレームワークが利用可能です。
  • dweet.iowit.aifreeboard.io などのWeb上におけるAPIやサービスを利用できます。

どのようなアプリケーションを実現し、IoT設定のどのような場面でスマートフォンを利用しようと考えているのでしょうか?アプリケーションの実現において、どのようなセンサーや作動装置が必要ですか? どのような新しいビジネスチャンスが現れたのでしょうか?是非、考えてみてください。
次回では、グループ向けIoTアプリケーション分野について「スマートホーム」と題して詳しく見ていきます。お楽しみに。

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